先日7月6日から10日まで、札幌市に拠点を置く「チームリボーン」さん主催の交流会に参加しました。地元の方々と意見交換を目的とし北海道札幌市と夕張市を訪問してきました。
交流会でのお話しの中で、東日本大震災の年に夕張市より宮城県山元町へ多数の楽器を送って頂いた事について、お話しさせて頂きました。
夕張市は、日本で唯一財政再建団体に指定、2007年3月には事実上財政破綻した都市です。かつて12万人の人々が暮らす活気のある街だった夕張市中心部には、今は人も殆ど歩いておらず、行き交う車もありません。
当時の面影を残す古い炭鉱長屋も市内のあちこちに点在しています。今はそこに住む人も少なく、ただ朽ち果てるのを待っているかのようです。長屋だけではなく、学校やかつての飲食店、宿泊施設など、他の建物も朽ち果てるのを待っているかのようです。
震災の年に「チームリボーン」(当時チーム高木)さんは、廃校になった4つの学校で使わなくなってしまった楽器を宮城県山元町に送りたいと、夕張市役所と月日をかけ労力を惜しまず交渉して頂いた事を知りました。
数々の困難を乗り越え、楽器たちが山元町山下中学校に届いたのが2011年の夏の終わりのことでした。
先日、宮城県山元町の教育委員会学務課にお願いし当時の楽器のリスト、やり取りをしたメール等のコピーを頂いて来ました。
資料を提供して下さった山元町教育委員会学務課の方々、ありがとうございました。
資料を見て「チームリボーン」さんの、東北沿岸部被災地全域への熱い想いを改めて感じました。震災直後から東北全体に支援の手を差し伸べてくれていた事を知り感謝の気持ちでいっぱいです。
山元町教育委員会学務課で、沢山の楽器のリストの中から「チームリボーン」さんへ支援要望をお願いした楽器は、下記の楽器です。
リコーダー(テナーバス) 2 チャンチキ 1
譜面台(指揮者用) 1 アンプ 2
これらの楽器は山元町立山下中学校へ支援され、現在も大切に使われています。
山元町山下中学校への楽器の支援についての感謝の気持ちを伝えたく「チームリボーン」さんと夕張市役所を訪問しました。
夕張市教育委員会の教育長小林信男様を訪ね御礼の言葉を申し上げました。
とても気さくな方で、「何かできる事があれば言って下さい。」と優しく声をかけて頂きました。
私共からは、山元町より持参したミサンガと東保育所の種をお渡しし、夕張市で咲く花を東保育所の子供たちに見せてあげてくださいとお願いしました。
今後も夕張市と山元町との間で交流が続いていくことを願っております。
突然の訪問にもかかわらず笑顔で対応して頂き感謝しております。
2011年、震災の年に「チームリボーン」さんから送られた楽器のリストです。41種類の楽器が明記されてます。細かく丁寧に。このリストからは、当時の想いが感じられます。今も・・・。
本当にありがとうございました。
2011年、震災の年に宮城県山元町教育委員会学務課から、沢山の楽器リストの中から「チームリボーン」さんへ支援要望をしたリストです。今も山元町立山下中学校で大切に使われています。
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