山元町社会福祉協議会・やまもと復興応援センター
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宮城県、山元町復興募金作品【心声―ココヘ―】 ※収益は町への復興支援に
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山元町東保育所 お地蔵様の盗難について

今回、新聞等で報道になりましたが山元町東保育所跡地でお地蔵様や塔婆等が盗難にあいました。

 

河北新報2013年09月04日

相次ぐ盗難、なぜ山元だけ 人口減、届かぬ監視の目

 

地域住民、全国のボランティア、気持ちを寄せていただいている多くの方の哀悼の気持ちを

踏みにじる行為として、9月3日に警察署に届出をし捜査をお願いしています。

 

 2011年7月に当時の親の会の会長さんご夫妻が、被災したままの東保育所園舎入り口に

簡単な献花台を置いて以来、今までたくさんの方々から気持ちを寄せて頂いてきました。

この震災を忘れてはいけない。この場所で、小さく無力な子供たちが犠牲になってしまったことを、

絶対に忘れることがあってはいけない。

そんな想いが遠くの人たちにも伝わって行きました。

それを伝え続ける為に多くの人々が立ち上がり、それぞれの支援をして頂いておりました。

 

 今回、盗難の被害にあったお地蔵様、それを安置するお社、塔婆7本は購入したものではありません。

会津若松市のご住職、道順(どうじゅん)さんから寄贈して頂いたものです。

日本画の画家としてご活躍され、またご自宅の窯でお地蔵様などを焼いておられる方です。

道順さんと東保育所のご縁は昨年6月、ほほえみみやぎネットの前身の団体

「居酒屋源さんボランティア本部」の源さんがインド仏教最高指導者、佐々井秀嶺老師を

東保育所にお招きし、ご供養して頂いた時になります。

5名ほどのお坊様達が随行された中に道順さんがおられ、その場で三体のお地蔵さんを

当時の保育所献花台に置いて頂きました。

 それ以来、ご病気の体ながら定期的に保育所を訪れ、塔婆やお社などを寄贈して頂いて来ました。

塔婆には寄せ書きが書かれています。参拝に来た方に「寄せ書き塔婆」として自由にメッセージを

書いて頂いていました。とても優しく、素敵な言葉で埋まっていました。

これも道順さんの想いがアイディアとなり、親しみの持てる塔婆になりました。

 また、子供たちのご供養の為に献花台に捧げられた玩具類の一部を、横浜市の高山龍智師のご好意により

インド・ナグプールの龍樹菩提大寺の本堂にて、佐々井秀嶺老師により供養していただきました。

 

 

高山龍智師ブログより

てやんDay!「地涌大悲」

 

ほほえみみやぎの前身団体「居酒屋源さんボランティア本部」ブログ

 (震災後からの東保育所の記事も多く書かれています。)

三回忌 山元町東保育所

 

 

 東保育所への哀悼の想いは日本中から、海を越えたインドからも届いています。

そんな想いが三体のお地蔵様、お社、塔婆に込められています。

「形」だけの献花台ではありません。「お金」もかかっていません。

かかってるのはこの震災への想い、自分の力ではどうしようもなかった

「子供たち」への哀悼の想いだけです。

 

夜中にこっそりで構わないので、東保育所跡地へお地蔵様を返して下さい。

 

明日の朝、いつもの場所に、何事もなかったように、お地蔵様がいらっしゃるのを待っています。